その佇まいは、見るからに幸せな家族が住んでいそうなオシャレな一軒家。
看板も何も無い。表札に井崎とあるのみ。
ここで、ステキな紅茶とパンの教室が行なわれているとは思いもしない。
今回は、そんなgate crasher yamashina
二児の母でありながらティーアドバイザーをされている井崎早苗先生を取材してきた。

紅茶を始めたきっかけは

「もともとコーヒーが好きだったんです。口寂しくなるといつもコーヒーを飲んでいました。」
と意外な言葉が。

紅茶を始めたきっかけは、パン作りを習いだしパンに合う飲み物を考えた時に、コーヒーよりも紅茶の方が合うという事に気づき習うことに。
紅茶教室はインターネットで探されたとか。
なかなか今風で時代を感じさせられる。

gate crasher yamashinaはどんなところ?

完全予約制で1単位1.5時間の講習となる。
1名から4名の少人数制で
月~金の10:00~16:00となっている。

初級: 4単位
中級: 7単位
上級:18単位 
最終的にはティーアドバイザーになる為の試験がある。
主に20代から30代の若い方や主婦の方が受講されている。

たまに男性の問い合わせもあるが女性限定となっており、
男性は残念ながら受講することができない。 
自宅を利用し少人数制で行なっている為やむを得ない。
カップルや夫婦ならOKなので、どうしても習いたいという方は
恋人や、奥様と一緒に習うしかないだろう。

生徒さんはどの辺りから?

京都の山科にあるこの教室には大津、京都の他に、
大阪 福井 三重 奈良から来られる方もいらっしゃるとか。

遠い方だと2時間半もかけて来られると言うから驚きだ。
ほとんど、旅行に近い。
それほどティーアドバイザーが少ないというのが現状である。
なかなか貴重な存在の方なのだ。

資格を取得する為には

資格を取るのはその人のペースで行なえば良いが、
受講は週1回が最大という範囲内で、資格をとるのであれば、詰めて受講した方がいいとの事。

資格を取得するのにはとても難しく、テキストを勉強する以外にも
いかに受講中先生の話を聞いてるかで試験の合否が決まる。
ささいな会話の中にも試験に出題される内容が含まれていると言う事だ。

資格を取る際には難しい勉強をしなくてはならなく義務になってくる。
義務になると楽しくなくなる。
いかに楽しんでやるかがキーポイントになってくるそうだ。

頑張れば半年程度で卒業できる。
ちなみに井崎先生は4ヶ月ほどで資格を取得されたとか。
かなりのスピードである。

サロネーゼのレクチャー

「サロネーゼが流行っているので、ティーアドバイザーの資格も人気なんです。」
と。

なじみの無いこのサロネーゼという言葉は
お花や着付、料理教室などのサロンを自宅でやる人の事を指す。
女性誌が生み出した新しい言葉だ。

たしかに、女性は結婚後なかなか働きに出るという事が困難だ。
自宅で自分の好きな事が仕事に出来れば・・という考えが多いのもうなずける。

しかし、サロネーゼもそう簡単ではない。
ランニングコストや資金繰り等も考える必要がある。
だから生徒さんには教室運営に関しての話もする。
自分の生徒さんには失敗して欲しくないと言う。
当然と言えば当然だがなかなかここまでレクチャーしてくれる教室もないだろう。

いただきもの

取材中に先生自らが紅茶を入れてくれた。
なんとも、口当たりがよく、飲んだ後に残らない爽快感のある紅茶で、
コーヒーでは決して味わう事のない幸せ感がある。

また、その後にフランという焼き菓子をいただいた。
凄くいい香りがし、紅茶に良く合う。

フランとは焼きプリンのようなお菓子。
生まれて初めて食べたので、美味しさが倍増。

高価なティーカップ

実は今回入れてくれた紅茶の器は、マイセンというかなり高価なティーカップ。
旦那さんが怖がって触りたがらないとか。
それほど、高価なものだ。

一つ一つが手書きの高価な器だけれども、最高に幸せな気分になると。

意外とこの高価な器は丈夫で割れないらしい。
「割った事がないですから。」
と井崎さん。

講習では上級になると、食器の歴史や釜に関しても学ぶ。

「紅茶を飲む為には器が必要。紅茶だけを知っていてもダメ。紅茶を飲む為にお部屋を可愛くしたり、テーブルクロスに凝ってみたりと紅茶でどんどん世界を広げなくては。」
と。

なるほど、それは他の趣味に関しても言えることだ。
世界を広げなくては、深いところには入っていけない。

紅茶という飲み物から連鎖的に多くを学び取る事が、
より一層紅茶を楽しむための手筋だという事だ。


上達する為には

紅茶を上達する方法は?という問いに

「誰かの為にいれるほうがいい」
「旦那さんにおいしいって言われるとすごく嬉しいので上手くなる」

納得だ。
それは、紅茶に限らず料理全般に言えることかもしれない。

「生徒さんの中にはボランティアで年配の人に紅茶を入れてあげたいというきっかけで来た人もいる。」
と。
目的やきっかけは様々だが、美味しいと言ってもらいたいという願望はみな同じだ。

モットーは

「紅茶のことだけでなくいろんな事が教えられる先生になりたいし、
そういう人に魅力を感じる」

と。
幅広い知識と教養がないとアドバイザーとして務まらないのだろう。

そんな井崎先生は
「紅茶バカにはなりたくない」
とおっしゃる。

コーヒーも飲むし、紅茶も飲む。
広いアンテナを張っていろんなことに目を向けることによって、
そのもの自体の本質が浮きだって一層分かるようになるのであろう。

紅茶の作法は

では、紅茶にも茶道などのように作法はあるのか疑問に思ったて聞いてみた。

「紅茶は自由な飲み物なので、特にありません。」
と。
少し意外だった。
細かいルールのようなものはあるが、それも自由だと。

海外では紅茶にバターをいれて飲んだりもする国もある。
それぞれ美味しいように飲んでくれたらいいと。

紅茶に合う食べ物は?

紅茶に合う食べ物を訊ねたら、
「スコーンやタルト、焼きっぱなしで水分を奪いそうなお菓子が合いますね。」
なるほど、分かるような気がする。

喉の奥でもっさりとした焼き菓子を紅茶でそっと潤す感じをイメージして欲しい。
わかってもらえるだろうか。

「バナナタルトにはどの茶葉が合うか。等が分かるようになってくると、一人前ですね。」
とおっしゃる先生だが、
「外でお茶するときは紅茶は飲まずにコーヒーを飲みます。」
との言葉にびっくり!ナゼ??と伺うと
「自分で入れたほうが美味しいので。」
と。

なるほど、自分好みの味に紅茶を入れることが出来るのだから。
さすがはティーアドバイザーだ。

これからはじめられる方に・・

直接、紅茶に興味を持たなくても、
器や、テーブルクロス、インテリア、お菓子、などから興味を持って
紅茶にたどりついても構わない。

たくさんのアンテナを立て、付随している物に興味を持つことによって、
いろんなことが紅茶につながる。

ワイドショーの話ばかりする面白くない人生は嫌。
子供を生んでも自分の世界を持っていたら、未婚の友達とも仲良くできる。
ママ友以外の友達とも楽しく集まったりして、子供以外の話をする。
そういう世界観がいい。

最後に振り返るとアケクレと全く同じ考えの持ち主だと感じた。

幅広い知識で言葉に説得力があり聞く側を魅了する。
終始明るく対応してくれ器の大きさも感じた。

紅茶教室 gate crasher yamashina
◆ 講師 ティーアドバイザー 井崎早苗
◆ 住所: 京都市伏見区醍醐( 自宅での開講 )
◆ アクセス: 京都市営地下鉄 東西線 『小野駅』より徒歩10分
◆ 詳細: ・入学金なし
・初 級( 4単位)・・・ 16,000円 
    <サーバー・メジャースプーン込み>
・中 級( 7単位)・・・ 28,000円
・上 級(18単位)・・・60,000円 
    < 認定試験料込み >
◆ ホームページ: http://www41.tok2.com/home/mituba/
詳細を知りたい方は >>>